地方から都会に出たい人を応援しています!

都会と地方の格差は拡大するのか?

Googleで「都会 地方」と検索するとサジェスト(候補)に「格差」というワードが1番上に来ています。

これは、多くの人が「都会と地方の格差」について興味がある証拠です。
※シークレットモードで検索したので、パーソナライズはされていません。

今回は、都会と地方の格差がどうなっていくのかを、地方住まい29年、都会住まい3年の私が考えてみました。

都会と地方の格差にはどんなものがあるか?

上の画像にもありますが、2つありそうです。

  • 賃金格差
  • 教育格差

こちらについて詳しく解説していきます。

賃金格差

賃金格差は、体感的になんとなくわかると思いますが、実際のところどうなのかを厚労省が出しているグラフでみていきましょう。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2018/dl/08.pdf

厚生労働省:都道府県別賃金(男女計)

東京が一つ頭が抜けていますね。その次に、愛知県や大阪、神奈川と続いています。一方、地方はどうでしょうか。見てみると、年収300万円に到達しているところのほうが少ない状況です。

差が大きいところでは東京との年収差が150万円にもなっています。物価の違いはあるかもしれませんが、かなり大きな差になっている印象です。

このグラフを見る限りは、都会と地方の格差があると言えそうです。

教育格差

次に教育格差について見ていきましょう。
教育格差と聞くと、義務教育もあるし私は正直そんなに差はないのかな?思っていたのですが、面白いデータがありました。

首都圏と地方の教育格差についての意識調査

https://resemom.jp/article/2018/05/23/44679.html

リセマム(ReseMom):【大学受験】都会と地方の「教育格差」感じる83.6%

なんと、83%の人が「首都圏と地方では教育格差があると感じる」と答えたそうです。では、どんな理由で格差があると答えたのでしょうか。大きくは3つありました。

  • 講師のレベル
  • そもそも予備校や塾が少ない
  • 受験情報がない

講師のレベルというのは、一所懸命頑張っている講師の方に失礼な気がしますが。。。
2つ目の「そもそも予備校や塾が少ない」というのは、地方に住んでいた私からすると納得できます。都会に来て驚いたのですが、都会の子ども達はかなりの割合で塾に通っているということです。

私が地元山形県の中学生・高校生に通っていた時は、クラスに1人も塾に通っている人はいませんでした。むしろ、塾なんかに行っていたら笑われるくらいのレベル感だったと思います。

こう考えると、確かに都会と地方の教育格差はありそうですね。

では、今後この格差は広がるのか?

結論から言うと、広がると思います。
理由は3つです。

  • 若者の人口流出
  • 地方都市の倒産企業の増加
  • 高齢化による消費の減少

一つずつ解説していきます。

若者の人口流出

1つ目は人口流出です。
もうこの流れは止まらないと思います。若者が地方からいなくなることで、働き手がいなくなります。そうすると企業の経営が成り立たなくなり、減給やリストラ、最悪の場合は倒産になります。

https://www.stat.go.jp/data/idou/2018np/kihon/youyaku/index.html

総務省統計局:住民基本台帳人口移動報告 平成30年(2018年)結果

グラフを見ていきましょう。
グラフが上に突き抜けているところが人口が増加しているエリア。下がっているエリアは人口が減少しています。

こちらを見る限り、都心部以外は全て減少。
特に、東北エリアや中国エリアの転出超過率が高そうです。。

グラフが下がっていくほど、そのエリアは衰退し格差もどんどん広がっていくはずです。こんなことはあまり言いたくないですが、地方に住んでいる人は、都会に出る選択肢を持っておいてもいいかもしれませんね。

地方都市の倒産企業の増加

2つ目は地方都市の倒産企業の増加です。
これは、表を見てもらうのがいいと思います。

https://www.tdb.co.jp/tosan/syukei/pdf/19kami.pdf

帝国データバンク:全国企業倒産集計 2019 年上半期報

2019年上半期と2018年上半期を比較した表で、件数は倒産件数を表します。
簡単に解説すると
・都心部の倒産件数は減少
地方の倒産件数は増加

企業が倒産するということは「雇用も無くなる」ということです。
職を失った人たちはどうするのでしょうか?

そのまま地方に残ってくれればいいですが、そうならず都会に出る人が多いので、先に話をした「若者の人口減少」につながるのです。

高齢化による消費の減少

最後は、高齢化による消費の減少です。
高齢になれば働いている人は少なく、ほとんどの人が年金で生活をしています。

そうなると、限られたお金の中でやりくりをしていかなければなりません。
なので、消費も減少していきます。

消費は、誰かの所得になりますが、その消費が無くなれば企業は従業員に給与を支払うことができません。そうなれば、企業は倒産しどんどん負のスパイラルに陥ります。

この負のスパイラルを脱出できなければ、地方はどんどん貧しくなっていきます。そうすると結果、都会と地方の格差が広がっていくわけです。

まとめ

これまで話した通り、私の考えはこれから益々、都会と地方の格差は広がります。その原因は3つ。

  • 若者の人口流出
  • 地方都市の倒産企業の増加
  • 高齢化による消費の減少

正直、経済成長の視点だと今の地方に未来はありません。なので、私はその上京を打破するために都会に出て転職し、家族も都会に呼びました。

これは、私がした選択なので、どこに住むかは正解はありません。人の幸せはそれぞれなので。ただ、このブログを読んで都会出たほうが良いのかな?と感じた方は、他のブログに私が都会に転職した方法などを載せているので、読んでみてください。

これからの人生の参考になれば幸いです。

私が30歳で上京を成功させた方法とは?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です